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世界ウェルター級王者統一戦、メイウェザーが判定勝ち [スポーツ]

5月2日に行われたボクシング世界ウエルター級王座統一戦で、
メイウェザーパッキャオに判定勝ちしました。

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http://live.sportsnavi.yahoo.co.jp/special/fight/data/boxing/20150512より引用

世紀の対決は、米国ラスベガスのMGMグランドガーデンアリーナで行われました。

WBA&WBCウェルター級王者フロイド・メイウェザー(38=米国)は、
WBO王者マニー・パッキャオ(36=フィリピン)と戦い、
118-110、116-112、116-112の3-0で、
メイウェザーの判定勝ちという結果となりました。

試合はディフェンスに定評のあるメイウェザーに4R、
パッキャオの左ストレートがヒットしてラッシュをかけましたが、
メイウェザーは何とか切り抜けました。

その後はメイウェザーがジャブと意表を突くタイミングでのカウンターで
パッキャオの強打を寄せ付けず、試合のペースを握って最終ラウンドまで
戦い切りました。

試合後メイウェザーはインタビューの中で、
「彼はすごいファイターでした。マニー・パッキャオは素晴らしいです。
なぜ頂点を極めたボクサーか分かりました。」
と、パッキャオを褒めたたえました。

一方のパッキャオは試合後、「私は勝ったと思いました。彼は何もしていませんから。
何度か私がパンチを当てた場面もありました。私が勝ったと思いました。」
と、無念さを隠しきれない様子でした。


それにしても対照的な両者であるせいか、注目度も断トツでしたね。

メイウェザーは、父が元世界ランクに入る選手で、おじが元2階級制覇王者という
ボクシング・エリート。

一方のパッキャオはフィリピンの貧しい農家に生まれ、フライ級から階級を上げながら
一歩一歩階段を上がってきました。

ディフェンスの場面が多いメイウェザーに対して、鋭い踏み込みから強打を繰り出す
パッキャオは、戦い方も正反対のように見えます。

ボクシング・ファンにとっては、試合が「退屈だ」と批判されるメイウェザーよりも、
攻めまくるパッキャオに多くの声援が飛んだようです。

メイウェザーはデビュー戦以来48戦全勝という驚異的な無敗記録をまた伸ばしました。

次戦は9月に行うようです。

そしてその試合に勝てば、メイウェザーの通算戦績は49戦49勝となり、
故ロッキー・マルシアノ氏の大記録に並ぶとのこと。

メイウェザーは9月の試合後に引退すると明言しているそうです。

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さて、この試合が注目されたもう1つの理由として、1試合のファイトマネーが、 両者あわせて3億ドル(約360億円)以上になる見込みだということです。

1ラウンド3分あたり約15億円、つまり1秒あたり約830万円稼ぐ計算だそうです。

ちなみに正規の観戦料金は1500ドル(約18万円)から7500ドル(約90万円)でした。

これは最高額だった2002年のマイク・タイソンVSレノックス・ルイスの
世界ヘビー級タイトルマッチを超えているとのこと。

しかし約90万円のリングサイド席チケットは、イギリスのチケット販売サイトで、
3万8000ポンド(約700万円)という値段がついたそうです。

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惜しくも判定で敗れたパッキャオですが、実は3週間ほど前に、
トレーニングキャンプ中に右肩を負傷していたそうです。

「試合の1週間前に肩がだんだんと良くなっていった」と語った
パッキャオは、予定通り試合を行うことを決断したとのこと。

抗炎症薬の注射を、試合前にも使用することを求めていたそうですが、
許可されませんでした。

第3ラウンドに肩が痛み始めたパッキャオは、
「肩のせいで思っていたとおりにできなかった」そうです。

それでもパッキャオは、言い訳はしたくなかったといいます。

できることなら、万全の状態で両者の戦いをもう一度見たいものですね。


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